プラネタリウム
「そこに座って?まず、下の音から、自分が出せるまでの音を出してみて?」





言われたとおりにする…



クラリネットは、音階の範囲が結構広い。



わたしは丁寧に音を吹いていく…




クラリネットの、リードが細かく震えて、綺麗な音を奏でる…





集中しすぎたっ!!!



終っても、自分の世界から抜け出せなくなって、先生がいる事すら忘れちゃった!



「す、すいません!」



恥ずかしい!!なんでいつもわたしはこうなんだろう…




「いいねぇ~。ちゃんと音は出てるし、ミッチリ基礎練習したでしょ?ほとんどの人はあんまりやってなかったようでね。音でその人の性格とかが分かるからさぁ~♪」



すごい!



なんで分かるんだろう…?



ってか性格まで?!嘘でしょぉ~
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