プラネタリウム
誰も居ないと思っていたのに、急に声を掛けられて振り向く。




心臓がぁぁぁぁ~??!!




「……先生…?」




そこには、カーテンの向こう側にベッドに座っている優弥がいた。




聞いてた?…聞いてたな…。




「ビックリした…。ずっと聞いてた?」




優弥は小さくうなずいた…。



最悪だ…。なんで優弥なんだ?




「先生は、好きな人いたの…?」




顔を少し赤くして、涙目で俺を見ている。




「…いるよ…?一番大事なんだ…。」



お前が好きだよ…?




気づいて…?





俺は、お前の笑顔を見たいだけなんだ…
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