伝えたい事があるんだ【企画・短編】
「………バカッ!」


大きな背中をボカッと叩いた。


「ごめん…でも、仕事覚えた。」


「一年もかかんなっ!!」


もう一回、背中をボカリと叩く。


「ごめん…。」


さっきより、私を抱きしめる力が篭る。

「待ちくたびれたんだからぁ…。
ムカつく…バカ光輝!!」


ボフッ…ボフッ…


何度も何度も叩いてやった。



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