無口な君と恋する理由。
Happy Birthday。
「・・・・・・フフッ」
「ちぃーさとっ☆」
「わっ、恵美ちゃんっ!?」
「なぁーにニヤニヤしてんのぉ?」
「な、なんでもないよっ」
ダメだ、顔がニヤける。
私は昨日のことを思い出す。
あの後、恵美ちゃんにはこってり絞られたけれど、私はうわの空。
だって、秋人くんが来てくれて、ホントに嬉しかったんだもん。
結局、あの先輩たちは秋人くんが学校側に言い付けて、
退学になったらしいんだけど・・・。