無口な君と恋する理由。

「っ・・・そう、だね・・・変なこと聞いて、ゴメンね」



それだけ言うと、着き切った家に入る。


自分の部屋まで走ってずるずるとドアにもたれ掛かる。





「はぁ・・・」



なんか、惨めだなぁ・・・。



涙が出そうで、キュッと痛む喉に飲みかけのレモンティーを注ぐ。




やっぱり、甘さの後は、


苦かった。

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