青春ランナー
「あ、どっか痛くした?」

「・・・・」

「あのー・・・」

「あ!すっすいません!どこも痛くないです!」




私はその場から逃げ、玄関はどこか探した。





・・・・・見つからない。




半泣きで探しまわっていた。

ここはどこなんですか?




「・・・あの。なんか、困ってる?」



後ろから声がした。

振りかえると茶髪の3年生?

わあ、背、高いな・・・。

180㎝はあるかな・・・。



「・・・・」



「あれ?聞こえてる?」


「あ、聞こえてます!あの・・。

 私、今日入学するんですけど・・・クラス発表・・・が・・・見つけ・・・」

ああ、困ってるよ・・・。

泣くな、私。
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