青春ランナー
しばらく窓の外を見ていると、教室がざわついた。


『あの人誰?かっこいいー!』


『あの人有名な青柳くんじゃない!?』


『同じ学年だったんだ!』



アオヤギくん?どの人?



青柳君らしき人を見つけた。
それは朝、私がぶつかっちゃった人だった。



青柳君に謝りにいこうと席を立つより先に他の女の子たちが
青柳君に我先にと走っていく。




『おはよー、青柳君!』

「ん?あ、おはよう。きみも4組?」

『そうなの!よろし『ちょっと!あたしも青柳君にあいさつしたい!』


青柳君の取り合い・・・。


そんなにかっこいい人だっけ?






青柳君の周りにはたくさんの女の子。

教室では私以外の女の子みんな青柳君の周り。

ほかの男の子たちはうらやましそうに青柳君を見ていた。
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