運命以上。 ~野生児女とフェロモン男~
第一章
女の好奇心=男の性欲?
「もし…
あなた、…あなたです。いえ、あなたじゃなくて
……そう、男前のほうです。」
ある日の学校帰りのことだ。
宅飲みでもしようかと、友達の達次郎と一緒に歩いていると…
見慣れた住宅地のど真ん中で、異様な雰囲気の熟女が、、
いかにも占い師のような出で立ちをして、俺を呼びとめてきたんだ――・・・
Episode1
女の好奇心=男の性欲?
熟女占い師に呼び止められ、唖然とする俺をしり目に、
達次郎(あだ名、変態)は、“なんだよ~、ナンパかよ~”
…などと、一人でブツブツ言っている;
「あなたねぇ、お祓いしてもらったほうがいいんじゃないかしら。結構ねぇ、強力な女難の相がでているのよ。」
「……じ、女難って;」
「良いお寺紹介するわよ?」
戸惑う俺に、じわじわとすり寄ってくる熟女…;
なんだこれ・・・;
「んだよー!“男前のほう”ってーー!!俺だって男前…」
「おだまりっ!!」
ちょっと遅れて熟女にツッコミを入れた達次郎に、熟女の鋭いカツが入る。
かわいそうに。