運命以上。 ~野生児女とフェロモン男~
「で、どの子?」
「あたしたちの前の列の、一番端の子。」
「・・・ほーう、ああいうのが好みかね」
スガちゃんの指さした方向を見ると、2人組のお洒落な男の子が座っていた。
「左が、あたしの田上くん。」
ジャージっぽいけど、お洒落な感じの好青年って感じ。
「まだスガちゃん“の”じゃないでしょ;笑」
笑いながらそう突っ込んだ私だったのだが・・・
・・・あれ?なんか、
田上くんじゃないほうの男の子…見覚えが…
・・・あるような、ないような
あたしと似た感じの明るい髪の色で、、
ラフでお洒落な服を着ている。。
妙に、キラキラしてるというか、、、見てるとムラムラするというか←
「エリ、講義終わったよ?行くよ?……あんた、顔が気持ち悪いけど、大丈夫?」
「お、おう!!」
スガちゃんに言われるまで、気づかないくらい、私はムラムラ男子を凝視していたらしい・・・;