運命以上。 ~野生児女とフェロモン男~
「ぎゃあああああ!!!!!」
謎の死体(?)を目撃し、俺の耳元で金切り声をあげる達次郎;
「な、な、なにあれ!!なにあれ!!!な、なんだ?!なんだ?!あれ!!!ねぇ、なにあれ!!宇宙人?」
・・・なんだよ、最後の“宇宙人”;
達次郎の、その思わず軽く引いてしまうくらいの慌てようを見て、、、
なぜか落ち着きを取り戻してしまった……自分;
「…それはさすがに慌てすぎだろ;……取り合えず、救急車に電話して。俺、下行ってみるから」
「え………ひ、ひとりにしないでぇぇぇぇ!!!」
「カップルか!;どけ、変態」
俺の脚にすがりついてくる、気持ちの悪い大の男をとりあえずひきはがし、、、
自分を奮い立たせながら、
俺は、一回の現場に下りて行った・・・