運命以上。 ~野生児女とフェロモン男~
丁度、学校の時間帯だったため、1階に下りても人っ子一人いなかった。
例の死体(?)は、ちょうど、花壇の土の中に寝そべっている。
よく見ると・・・顔を土につっこみ、大の字の恰好で倒れている
…ミニスカートは大胆にめくれ、ヒョウ柄のパンツが惜しげもなくあらわになっていた・・・;
俺は、恐る恐るそれに近づく・・・
「…し、死んでますか?」
そーっと、その死体(?)に声をかけた
ってか、
……我ながら
なんちゅう質問やねん;
それと俺、
…何してんねん;
一回そうやって自分にツッコみ、何度か深呼吸をした。。。
そして、再び死体(?)に目をやる…。
…やっぱ死んでる…よな
「いつきくん…」
「ひぃぃぃぃ!!!」
…突然、首筋に生温かい息がかかり、俺は奇声をあげた。
「へ、変態っ!!」
…振り返ると、暗いオーラを放ちながら
、ぬうーっと立っている達次郎がいた;
「この、ヒョウ、柄、パンツ、の、女……死んで、るの?泣」
絞り出すように、達次郎がぼそぼそつぶやく…
ちゃっかりヒョウ柄パンツ、強調すんなよ変態;
俺は、心のなかでそうツッコんだ・・・
・・・ちょうど、そのとき
「 た す けて…」
か細い、女の子の声が、……土の中から聞こえてきた……。
「…え」