運命以上。 ~野生児女とフェロモン男~
・・・生きて・・・る?
その死体(?)をよく見ると、大の字で放り投げていた手が、わずかにピクリと動いたのだ!
はじかれたように、思わず体が動いた。
花壇に入り、躊躇なく、うつぶせの女の子を助け起こした・・・
顔の土をはらってやると、その女の子は、確かに呼吸をしていた
「・・・だ、大丈夫ですか?!しっかりして!!」
「あ、・・・だ、大丈夫、です」
…俺の問いかけに、思わず拍子抜けするくらい
女の子は、しっかり返答し・・・
目をひらいた。。。
…こいつ、不死身かよ;
思わず、その言葉が口から出そうになったが、ぐっとこらえた;
「……この子…生きてるぞ、おい、達次郎!!」
「ギャーーーーァアア!!ゾンビーーーー!!!!!」(達次郎)
「叫んでねぇで早く手伝えよ変態」
「…はい」