運命以上。 ~野生児女とフェロモン男~
部屋に入らせ、とりあえず、女の子の鼻血をティッシュで拭く…俺。
「…大丈夫?」
「……」
女の子はぶるぶると震えたまま、黙って、じぃーっと俺を凝視している。
なんだか、目つきがとろーんとしてきてるし・・・
…なんだこれ;
人間か?子犬?小動物的な…?なんだこれ?
……ってか、なんで俺がこんなことしてるんだ?;
「この子、上の階の子?」
「…分かんねぇ」
「なんで分かんねぇんだよ変態」
「ええぇ~・・・」
「ってか、早く救急車呼べよ変態。」
「ええ~、俺が~?。。。おい、そこの自殺女!俺様に救急車よんでほしいか?」
「……」
「……」
達次郎のそのKYな一言にドン引きしたのは、俺だけじゃなかった…
「お前、何人だよ!;」
思わず、そんな言葉が口からポロっと出る・・・
あえて“自殺”ってことに触れなかったのに、、、
このデリカシーもくそもない、靴下フェチの変態野郎!!!
イラッとしたので、女の子の鼻血を吹いたティッシュを達次郎の顔めがけて投げつけてやった。
ティッシュは大きく孤を描き、達次郎の顔から微妙にそれたが、達次郎のまくらの上に見事落ちた。
それを見た達次郎は、悲鳴をあげる
ざまぁ!