君がいた




「幸は、知らないと思うけど




あたしここの生徒会長なの」

あたしは、そう言って言葉を続けた。







「この学校は、生徒会長は特別な特権があって









授業に出なくっても進学できるっていう





まぁ…生徒会の仕事か理事長の用事かしかダメだし、テストで全校の3分の1以上を取らなきゃいけなかったり大変なんだけどね」




「…あの






テストって学年ごとで違うんじゃないんですか?」


幸は、首を傾げた。




「違うんだ。






学年ごとの勉強じゃなくってその年ごとで変わって行くの



今は、通常の2年の内容が終わって、対応編をやってるとこ






ほかの学校と違うから、一回でも休めばついて行けないんだけどね」


あたしは、そう言って立ち上がった。
< 31 / 80 >

この作品をシェア

pagetop