君がいた
花見争奪戦準備
それからあたしは、生徒会長室に入った。
「姫華また仕事?
いつか体壊すよ?」
そう話し掛けてきたのはピンク色の髪をした可愛い女の子だった。
歳は、まだ10歳前後に見える。
「壊さないよ
あたしこー見えても丈夫だし、壊した時はそんとき考えるよ」
あたしは、椅子に座りパソコンを操作しながら言った。
「姫華いい加減すぎ」
その女の子は、ギャハハと笑った。
「てか
なんで夢(ユメ)がいる訳?」
あたしは、パソコンの画面から目を離さずに言った。
「なんでって
ここが夢の適温だから」
夢は、そう言ってソファーに寝転んだ。
「ここは、あんたのためにあるんじゃないからね?」
あたしは、ハァーとため息をついた。