君がいた
「あ…あの
これから東龍学園に来ませんか?」
幸は、戸惑いながら言った。
「東龍学園ねぇ…
いいよそっちの生徒会の人達にも会わなきゃいけないし
少し待っててね
資料持ってくるから」
あたしは、そう言ってまた生徒会室に入った。
「夢も行っていい??」
夢は、目をキラキラさせていた。
「ダメって言っても来るんでしょ?
てか夢は、東龍の生徒なんだし勝手に出入りすれば良いのに」
あたしは、紙を鞄に入れて夢を見た。
「夢は、東龍の生徒だけど生徒じゃないもん」
夢は、意味がわからないことを言っていた。
「はいはい
ほら行くよ」
あたしは、ドアを開けた。
ドアの前では幸が待っていた。