君がいた
「待たせてごめんね」
あたしは、夢が来てから鍵をかけた。
「い…いいえ
あの……その娘(コ)は」
幸の目線の先には夢がいた。
「初めましてッ!!
夢です!!
姫華とこれから行動を一緒にしますのでよろしくお願いしますッ!!」
夢は、万遍の笑みを見せた。
幸は、それを見て目をぱちぱちしている。
「そー言うことだから
この娘のことは、いない存在だと思って
いろいろ五月蝿いから無理かも知れないけど」
あたしは、ニコッと笑った。
「ひどッ!!
けど夢もそっちの方がいいけどねッ!!」
夢は、クスクス笑って「男嫌いだから」
と言った。
幸は、それを見てア然としていた。