君がいた
東龍学園
それからあたし達は、東龍学園の生徒玄関の前まで来た。
そこにいた生徒は、あたし達……いや
幸に、頭を下げていた。
「…あの
靴を脱いでもらわなければいけないので職員玄関のほうに行きませんか?」
「大丈夫です
中で履く靴はありますら」
あたしは、ニコッと笑い中に入った。
その横をきっちりと夢がついてきてる。
「姫華こっちッ!こっちッ!」
夢は、ニコニコしながらあたしの手を引いている。
幸は、周りにいないのを見ると自分の上履きを履きに行ったようだ。
そして夢は、周りのとは違う靴入れの中からこれまた綺麗な上履きを2足出した。