君がいた



湊は……いや、その場の皆があたしを軽蔑の目で見ていた。



「理由なんかない











だいち、あたしと夢は友達なんかじゃない」
あたしは、ニコッと笑った。


















あたしと夢は、友達でも仲間でもない


家族でもなければ親戚でもない





ただの同業者ってだけ





同じ人殺しってだけ











あたしは、それを思うと笑えて来てクスクスと笑った。





それをみんな不信な目で見ている。




「お前見たいなのが1番嫌いだ






自分を頼ってくる相手を見て見ぬふりをするやつなんか人間のすることじゃない」

颯が殺気をだしてあたしを睨んだ。





ほかの人も少しだが警戒している。




でも、幸だけは焦っていて


きっとそれは、あたしが【舞姫】だから

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