君がいた
「幸の判断は、半分当たってる
でも
半分間違い」
あたしは、少し嫌な空気の中口を開いた。
「確かに、あたしは黒龍ごと潰すつもりだった…
黒龍が、存在する理由がないなら…
でも……存在する理由は、あるんでしょ?
居場所がない人達の唯一の居場所……
あたしは、それを無くす理由は、今のところない
だから、例え湊君があたしと戦っても黒龍には手を出さない
それは約束する…
…でも
そー簡単に仲間を捨てるのは間違ってる」
あたしは、静かに幸に目を向けて話した。
幸は、「ですがっ!!!」と、大声を出した。