君がいた
生徒会室
その人は、眼鏡をかけたまるで幸みたいな人だ。
「こんにちは
百合ヶ丘学園の生徒会長の姫華です
東龍学園の副会長の龍夜(リュウヤ)さんですよね?」
「えっと…百合ヶ丘の生徒会長の姫華さんですか…」
あたしは、クスクス笑った。
「龍夜覚えてないの?
あたしだよ
舞姫」
「…え…髪」
龍夜が目をぱちぱちしてあたしの髪を指している。
「黒だからわからなかった?
一緒に組んだ仲じゃん」
「うーん…姫華?」
ソファーで寝てた人が起き上がった。
「おはよう聖
久しぶりだね
少し大きくなった?」
あたしは、クスクス笑いながら聖に近づいた。