私を捕まえて☆
『何だと!誰だてめぇ』

と、後ろの男が振り返るとなんとさっきの刑事さんが立っていた


スーツを着てるけれど、左腕の腕章には【警察】の文字が見える


『げっサツか?』


『そ〜だ 話の続き署で聞こうか?』


一瞬で酔いが醒めた男達は一斉に走り出しいなくなってしまった


『大丈夫ですか? 変な事されてない? この辺今みたいな事多いから気をつけないとダメだわ』


『あっ 助けてくださってありがとうございます。』

『さっき店先でも喧嘩あったの見たでしょ〜
未成年は早く帰りなさい!まさかお酒飲んでないよなぁ』


と、ちょっと叱る様な話し方


『えっ 私、未成年じゃないですよ〜でも、もう帰ります。』


頷きながら


『わかった 今度は絡まれ無い様に一人で歩かない事。
でも誰か迎えに来てもらえないのか?』


『あ 兄に電話してみます。友達とも来てるし相談して帰ります。大丈夫です。』


<<あぁ 省吾か…>>


小さい声で呟いていたけれどお兄ちゃんの名前?


『え? 兄をご存知ですか?』
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