私を捕まえて☆

官舎について部屋にはいると

ギュッと抱きしめられた

『麗奈〜結婚するぞ!』



『うん』



『なんか夢みたいだ…ずっと一緒にいられるなんて』


『…うん
田崎さんありがとう
私…本当に嬉しいよ


あのね…私ね白無垢を着てみたいの』


『白無垢? 着物?』


私はコクンと頷いた


『じゃあ 神前結婚?』

『うん ダメかな?』





『ダメじゃないよ!



むしろ

嬉しいかも

麗奈の希望を叶えてあげたいんだ

他は?』



『私ね 結納金…って言うの? あれ要らないよ』


『え?』

『ただでさえお金かかるよね?生活に必要な物は全て今田崎さんが使っている物をそのまま利用したいの。
新たに買うのは一部で良い。
田崎さんだって自炊してきてそんなに沢山貯金…無いよね?

私も無い…社会人一年生だし…

田崎さんからは言いずらいだろうから、私から親に言っても良い?』



『麗奈………』

『これからの生活を考えてシビアにお金の事考えていこうね。
私は田崎さんと一緒にいられればそれで充分だから…』
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