私を捕まえて☆


『ん…アッ…た 田崎さん…』


深くキスをしようとする…

でも こんな…恥ずかしいよ〜



『待って! 車の中で話そう?』


私の額にキスをして
『わかった…』

と言って助手席のドアを開けてくれた


エンジンをかけヒーターを入れる

まだ車内は寒いけれど私は田崎さんに手を繋がれている


田崎さんは口元に手を当て横を向きながら何かブツブツ呟いている

そして急に私に視線を戻し深く溜息をついた後


『麗奈聞いても良い?
彼は…あの…さっきの高瀬って奴は
ーーーーーーー
麗奈に告白でもしてきたのか?』





私はコクンと頷いた

だって…どう話したら良いの?


『いつ? その話し…』


『え? う〜んと
田崎さんと付き合う前が一度目…』


『は?一度目って…!!
二度目もあるのか!?』



うわっ!
な なんか間違えた?


えっと…えっと…



『二度目はキャンプの時』


『はぁ〜? 一度目に断ったんだろ?
で、二度目?



二度目はもちろん断ったよな?



まさか…不意打ちとかで
キスとかされてないよな!………』




『………………な 無いよ』
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