私を捕まえて☆
今日の目的は同棲の話
亜美との事を確認しに来たんだった!
『あの…向井さん、亜美とは将来を見据えた交際を考えているんですか?』
『はい。お姉さん、教師の立場を超えて妹さんと交際し心配かけて申し訳ありません。
僕も色々悩みましたが、本気で付き合っています。
将来亜美との結婚を考えています。
卒業後は彼女にも進学と就職をして欲しいと思います。
お許し頂ければ一緒に暮らしたいです。』
『同棲はダメだ』
いきなり田崎さんが口を開いた
『麗奈と亜美ちゃんのお父さんは優しい人でとても家族を大切にする方だ。
社会的にも地位のある方できちんと筋道建てて話をすれば頭ごなしに反対する人ではないよ。
けれど、結婚を考えていたとしても同棲は考え直せ。
向井は亜美ちゃんよりずっと年上なんだし、冷静になれ。
亜美ちゃんが卒業し、お前が正式に今の学園の教師に採用されたら朝比奈家に挨拶に行き交際を認めてもらう…これが先だと俺は思う。』
『向井さん、私も田崎さんと同じ意見です。…』