私を捕まえて☆
仕事が終わり駅前のコーヒーショップで私達三人は話しをする事にした


『今日は驚いたね。まさか芳賀さんが来るなんて…
美由紀に何の様だったの?』


『芳賀さんね…仕事中ごめんね。連絡付かないから直接会いに来たって…
仕事終わったら手紙読んでくれるかな?って置いて行ったの…………』


『『手紙?』』


『……うん。先月芳賀さんのお父さんが脳梗塞で倒れて今も昏睡状態らしいの。
それで何度か実家に帰っていたらしくて…

芳賀さんの実家って北海道でリゾート施設や不動産等を色々経営しているんだって…

現社長のお父さんが倒れた事で、芳賀さんは次男だけど、警察辞めて長男と一緒に実家を手伝って欲しい話しが出ているそうなの。

とりあえず今副社長の長男がやってるらしいけれど、今後の流れではどうなるか…まだ決めかねているみたいで…

都内にいる妹が来週大学卒業する時、一緒に北海道に戻るかもしれないって…

それで今夜これから会いたい…って手紙に書いてあったの』


そんな…随分急な話しだ
しかも何か理由があるとは思ったけれどまさかそんな話だとは…


『私ね…正直迷ってる。でも今夜会ってくる』
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