私を捕まえて☆
田崎さんがフロントで会計をしている時声をかけられた

『麗奈!』

『あっ…お兄ちゃん』

お兄ちゃんは彼女を連れて来ていた

『おはようございます。今、田崎さん会計しているのでもう少ししたらこちらに来ます』

『麗奈、お前大丈夫か?式まで後僅かだけど準備が大変になるな…』

『ん〜正直不安だけど仕方ないよね?』

………………
………………
雑談していると田崎さんが戻ってきた

『省吾、佐久間…わざわざどうもな!色々世話になった…ありがとうな。
式まで会えなくなるけど、麗奈の事頼む…』

『わかりました。次会う時は俺達兄弟になるんですよね〜なんか不思議…
向こうでも頑張ってくださいね。それと…俺と瞳…来年結婚しようと思います。具体的な事はこれからですが、瞳の両親の承諾貰えたので春頃にでも…と…』

『そっか!よかったな!』
『お兄ちゃんよかったね!瞳さん…よろしくお願いします。』

二人は嬉しそうに微笑み"ありがとう"と言った

ふと瞳さんが私に紙袋を差し出した

『ここに来るとき、お昼に食べて貰えたらと思って買ってきたの。二人で食べてね』
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