私を捕まえて☆
今日は、すき焼き

私はエプロンを付けて白菜や豆腐などを切ってお皿に盛りつける

麗奈は鍋やコップ類をテーブルにセット

白滝を軽くお湯に通したかったので、お鍋と栽箸を借りようと思い田崎さんのいる方に振り向いた


すると、後ろで田崎さんが私をじっと見ていて目があった瞬間手を口元に当ててプイッと視線を避けた…


えっ…?


『あの〜お鍋と栽箸お借りしても良いですか?』


『あ…っわかった 』

と、言って私の横に立ち棚の上から鍋を下ろしてくれた

その時、ふんわり田崎さんの香水の香がした…

近くで見る大きな手…
サラサラの髪…
あっ 耳の下にホクロある…

思わずドキッとしちゃった

渡された鍋のお礼を言おうと顔を上げたら、何故か田崎さんも顔が紅い…

なんか意識しちゃうな…

どうしよう

そんな事を思いながら準備に専念した
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