幻の夢花火
そんな日が崩れ落ちたのは秋のある日

いつもの様に戸を開けながらお兄ちゃんと「ばあちゃーん ただいま」
と叫ぶ。

今日はカレーとルンルンしていた私の鼻に漂ってきた匂いは
焦げ臭かった

兄の背中の合間から見えたのは


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