ココロ-タスケテ、ダレカ-
次の日。
終礼後、陸は3人に別れを告げ、華緒流と部活の顧問に用事があって休むと告げて学校を出た。
家に着いてドアを開けた瞬間だった――。
パパン!!!
何かの破裂音が響いた。
陸はビクッとした。
クラッカーだった。
そこには由羽希達と母が笑顔で立っていた。
「え、え、何で……」
「何でじゃないよ。誕生日おめでとう」
由羽希達はメアド交換したとき、陸はプロフィールを送ったため、知ったらしい。