ココロ-タスケテ、ダレカ-
就寝時間。
先生が点呼に来たあと、布団に潜り、みんなで話をした。
しばらくいろんな世間話や、愚痴を言って楽しんだあと、恋ばなになった。
由羽希が不安そうな顔をして陸を見つめた。
「陸ってさ、田村先輩と仲良いよね」
「あ、うん」
「陸って、田村先輩のこと好きなの?」
陸は即、否定をした。
「好き?!違うよ!!!あたしにとって田村先輩は憧れの人、それだけだよ?!恋愛感情はこれっぽっちも無いよ?!」