ココロ-タスケテ、ダレカ-
由羽希は『ホントに?』と安堵な顔をした。
「あたしね、田村先輩のこと好きなの。だから陸がもし、好きだったらどうしようって、」
陸は微笑んだ。
「由羽希、可愛いしお似合いだと思うよ」
由羽希は顔を赤くして首を振る。
「可愛いなんてやめてよ~。恥ずかしい」
2人が苦笑した。
「由羽希は田村先輩一途だしね、」
由羽希は頷いた。
「かれこれ一年以上は片想いしてるかなぁ。陸、あたしのこと応援してくれる?」
陸は笑顔で頷いた。