ココロ-タスケテ、ダレカ-
嘘。
修学旅行明けの学校の日、陸が教室にいつものように明るく入った。
その瞬間――――、
シン。
ほんの一瞬だったが、陸が教室に入った瞬間、周りが静まり返った。
すぐに元に戻ったが、明らかにみんなの様子が変だ。
あたし、避けられてる?
と一瞬考えながら自分の机に向かった。
鞄を自分の机に置き、いつものように3人の元に向かう。
「おはよう!!!」
「……おはよう」
なんだか3人も冷たい。
「なんか、あたし嫌なことした?」
おそるおそる聞く。
「してないんじゃない?ただ疲れが取れないだけだよ。」
と3人は微笑んできた。
陸はホッとした。