ココロ-タスケテ、ダレカ-
陸は頷いた。
「じゃあ、お母さんが学校に連絡しててあげるから、きちんと寝てるのよ?」
「うん」
母はそう言い残し部屋を出ていった。
「ゴメンねお母さん、」
陸は小さな声で謝った。
母は朝食を部屋に持ってきてから仕事に出かけた。
陸は朝食を食べたが、身体が拒み、食欲があまり無く、半分を残してしまった。
ベッドに潜り込む。
今頃、学校は何してるんだろう、
そう考えてしまうだけで吐き気がした。
イジメのせいでノイローゼ気味になってしまっていた。