ココロ-タスケテ、ダレカ-
次の日、陸は学校へ行った。
3人はいつものようにイジメる。
苦しくて、
痛くて、
ツラくて、
哀しくて、
だが、陸はこれが最期だと思い、耐えた。
そう、陸は今日『死』の道を選ぼうとしていた。
この学校では、ユニフォームや、保健室のシーツなどを干すため、屋上を公開していた。
陸は部活で使う、ゼッケンを干していたため、鍵を借りて屋上に向かった。
本当の理由は洗濯物を取り入れるためじゃない。
自殺だ―――。