夏の恋~君に恋した~
ぼーっと見つめている俺に君は気づいた。
「……?」
不信そうな顔で俺を見てきた。
「だれ……?」
「あぁ、この子は池宮慎司くんよ。おばあちゃんの家のお隣の男の子と。慎ちゃんって言うのよ。仲良くしなさいね。」
と一通り君に話すとばあちゃんは君の両親と一緒にどこかに行ってしまった。
「…慎ちゃん…?」
「…なに…?」
「ううん…」
「そう…名前なんていうの…?」
「…夏月……。花田夏月…。」
夏月ちゃん…。そう頭に刻みつけた
「ねえ、遊ぼう?」
俺は早く君と仲良くなりたかった。
「うん。遊びたい!」
「じゃ、遊ぼうか!」