バカと天才と神一つ
高校に入学して、最初のテスト。


雲居は当然のごとく、トップを飾った。
それも、誰も及びもつかない点数で。


そして、雲居は勉強をやめた。
何か、自分がズルをしているような気分になって。




次のテストの結果が公表された。


雲居は順位を十と少し落としただけだった。


雲居は人間を不憫に思った。


彼らは、何をしに学校へ来ているのだろうか?




雲居は一人だった。


その後、一年が流れるまで。
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