Dear...君へ
第1章

愛のないsex

笑顔で腰を振る男。あたしの上で。
これで何回目? …知らない。
いつか言われた気がする。
「好きな男だけとsexしなさい。安い女になるんじゃない。」と。
別に良くない?
処女がそんなにキレイ?
ヤリマンがそんなに汚い?

そんなの気の持ちようでしょうね。


「ハルちゃんは最高だね」
ハル。
あたしの名前。
ごく普通の中学3年生。
毎日学校終わって援交してるけど。
髪は金髪だけど。
友達はひとり。後はどっか行った。
ナミ。
ナミは施設を抜けたくて援交してて、お金を貯めてる。
偉いと想う。
あたしは理由なんて無いから。

「カネ」
男から笑みは消え5万を置いた。
「またメールして」

カーディガンはもう暑いかな。

タイを結んだ。
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