Dear...君へ
「ハル~っ」
「あっナミ!!こっち~」
5万を財布に入れて、マックに入る。

「聞いてよハル~!あのオヤジ5万とか言ってさ、たったの3万だったからぁ!!」
「さすがナミは爪が甘い」
「つかハルハル!もうちょっとで体育大会だよ!」
「…はいはい」
ナミは話の流れが早い。
根暗なあたしはたまに着いてけない。

「ハル体育大会出んの?」
「まぁ~…」
「ハル運動神経だけはいいもんね。
ナミはもう煙草と酒で動けなぁ~い」
「…あたし煙草と酒だけは無理。
ナミもほどほどにしな」
「うぅ~ん」

アイスコーヒーはぬるくなってた。
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