Dear...君へ
帰りたくない家
「…ただいま」って、小さい声でしか言わない。
すぐに自分の部屋に入った。
家賃の高いマンション。ぷらす、オートロック付き。
両親と兄の4人家族。
父がホテルをいくつも経営してる社長。
母がブランドを立ち上げたデザイナー。
そして兄はバンドマン。
そろそろメジャーデビューらしい。
でもそんなの知らない。
あたしに親なんて居ないようなもの。
お父さんもお母さんも、いつもいつも家にはいない。
カネだけ出して何も知らんぷり。
昔からあたしは勉強も出来て、スポーツも出来て、どこに居ても中心だった。
昔から兄は勉強は出来なかったけど、モテた。
誰からも人気があって、あたしは大人には気に入られてたけど同年代の同性からもすごく嫌われてた。
親はお兄ちゃんしか見てくれなかった。
すぐに自分の部屋に入った。
家賃の高いマンション。ぷらす、オートロック付き。
両親と兄の4人家族。
父がホテルをいくつも経営してる社長。
母がブランドを立ち上げたデザイナー。
そして兄はバンドマン。
そろそろメジャーデビューらしい。
でもそんなの知らない。
あたしに親なんて居ないようなもの。
お父さんもお母さんも、いつもいつも家にはいない。
カネだけ出して何も知らんぷり。
昔からあたしは勉強も出来て、スポーツも出来て、どこに居ても中心だった。
昔から兄は勉強は出来なかったけど、モテた。
誰からも人気があって、あたしは大人には気に入られてたけど同年代の同性からもすごく嫌われてた。
親はお兄ちゃんしか見てくれなかった。