Dear...君へ
マスターキー
カンカンと音が響く。
屋上へ続く天井が低いらせん階段はあたしを少し期待させた。
「マスターキーとか…なしたの?」
「普通に盗んでコピって戻した」
えー!!と声をあげるナミ。
理由はナミが屋上好きって言ってたから…(笑)
「「っせーの!」」
2人で開けた重たい扉。
一気に目の前が青空が広がった。
立ち入り禁止のフェンスのない屋上。
2人は寝転がった。
青空になりたい。
そう呟いたのはナミだった。
「早く施設出たいな」
「…ウチに来なよ。
部屋くらい何とかなる」
「それじゃ駄目だよ。
ナミ、ハルに助けられてばっかじゃん」
…あたしだったら確かに嫌。
「…ふ~ん。成長したね」
ナミはいつも人に甘えることしか考えてなかったから。
屋上へ続く天井が低いらせん階段はあたしを少し期待させた。
「マスターキーとか…なしたの?」
「普通に盗んでコピって戻した」
えー!!と声をあげるナミ。
理由はナミが屋上好きって言ってたから…(笑)
「「っせーの!」」
2人で開けた重たい扉。
一気に目の前が青空が広がった。
立ち入り禁止のフェンスのない屋上。
2人は寝転がった。
青空になりたい。
そう呟いたのはナミだった。
「早く施設出たいな」
「…ウチに来なよ。
部屋くらい何とかなる」
「それじゃ駄目だよ。
ナミ、ハルに助けられてばっかじゃん」
…あたしだったら確かに嫌。
「…ふ~ん。成長したね」
ナミはいつも人に甘えることしか考えてなかったから。