俺様会長と秘密の恋!?
てっきり教えてくれると思ったのに!
「いいじゃん!減るもんじゃないし!」
頬を膨らませてブーブーしていると、会長は片手であたしの頬を挟んで
「なに?そんなに知りたいの?俺のこと」
「ひ、ひふぁうひ!!(ち、ちがうし!)」
ていうか、近い!!!
「そんなに知りたいなら、今度じっくり教えてやるよ・・・」
そう言って妖艶に微笑むと、大きい右手で挟んでいるあたしの頬を開放した
「け、結構です・・・」
「遠慮すんなよ?」
ていうか、距離がそのままナンデスケド・・・
近い近い近い!!
「ん?顔赤いけど、どうした?」
全部を見通したような笑みであたしに問いかける
ギャー!!!!
その顔はダメだって!!!!
「ち、近いんだってば!!」
ムキになって言い返すと、会長はくす、と笑ってあたしから離れた