求めて求められてクロスオーバー
ボクが彼女に
「好きだ」
と返事をした日……

彼女は
スキップしながら
団地の小道を
帰路に着いていた

そんな
愛くるしい彼女の後ろ姿を、
ボクは笑顔で……

ボクの視界から
見えなくなるまで
ドキドキしながら
見送った……



そして、歳月が流れ……



ボクが別れを告げた時、
彼女は
泣きながら
夕暮れの小道を
帰路に着いていた

ボクも泣きながら
彼女の後ろ姿が
見えなくなるまで……

見えなくなっても
見送っていた……



お互いに
嫌いじゃないのに

お互いに
好きなのに

なのに別れちゃった……



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