LOVE♥ハンター ~愛すれば愛するほど
手を繋いで歩く通学路。
繋がった手から衛の体温を
感じる。
「咲良、俺・・・。」
「うん。」
「医者になろうと思う。」
衛の口から思ってもないひと言が
聞こえてくる。
「お医者さん?」
「あぁ、親父のような地域密着型の
医者になりたいと思ったんだ。
俺でもなれるかな。」
「衛ならきっと大丈夫だよ。」
「ありがとう。」
パパが聞いたらどんなに喜ぶだろう。
きっと、天国の衛のおかあさんも
喜んでると思うよ。