恋する夏は微炭酸。 -2010年夏休み短編-
「大丈夫か?お前」
「ひっ!!!」
鉄平を待っている間に、鉄平ワールドに浸ってしまっていた。
目を開けると不思議顔をした鉄平が私を見て笑っていた。
きゅん。
シュワシュワ。
「ニヤけてたぞ?」
「見てたんですか?ちょっと考え事を」
「どうせ、今夜の夕食とか想像してたんだろ?」
鉄平の笑顔に見とれている私を放置して、鉄平はボールを3つ手に持った。
「ほら、レシーブ練習行くぞ?」
「はい!!」