みるくきゃんでぃー

みんながまだ騒いでいると
ドアが開いて、先生が入ってきた。


「みんなー!席につけ。
出席とるぞー。」
って声をかけた。

その声を聞いたみんなが
席に座り始めた。

「青山。小山。金内。・・・・・・」

みんなが席について
先生が出席をとり始めた。


「長谷川。」

「はぁい。」

ダルそうに返事をするキョースケくん。


キョースケくん、長谷川って名字なんだ。

そんなことを考えていると

「・・・ま。・・くま。・・・・佐久間。」

「えっ!へ、あっはい!」

いつのまにか名前が呼ばれていた。


「ボケッとするんじゃないぞ!」
と先生に言われた。


周りの人はクスクス笑っている。



あたしの前に座っている人が
いきなり振り向いてきた。

「ねぇねぇ。佐久間さんって天然?
超かわいいんだけど・・・・。」

栗色の髪の毛の女の子。

「天然?えっ。分かんないよ・・・・。」

「・・・・ぷっ。そーゆーとこが
天然って言うの。
佐久間さん、いいよ。
なんか面白いわ。
アド交換しよっ!
あたし、杉本英里。
英里でいいよ。」

そう言ってケータイを出してきた英里。


「あ、あたしは
佐久間梨沙・・・・・です。
あたしも梨沙でいいよ。」

あたしもケータイを出して
英里とアドレス交換をした。
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