みるくきゃんでぃー

愛海と一緒に帰り道を歩くあたし。


｢ねぇ。杉本さん。良い人だった？｣

愛海が話しかけてきた。

｢うん。良い人だったよ。｣

｢そっかぁ。
あたしも明日
話しかけてみよっかなー｣

上機嫌に話す愛海。


｢なんか上機嫌だけど
いいことでもあった？｣

あたしが愛海に効くと

｢あのねー！
今日、久しぶりに･･･｣
♪〜･･･････


いきなり愛海のｹｰﾀｲに
電話がかかってきた。

｢あっ！ちょうど来た！！
あのね、今日、久しぶりに
ﾃﾞｰﾄなんだぁ♪｣

顔をほころばせる愛海。

愛海には年上の彼氏が居る。
前に会わせてもらったけど
大人って感じの人で
大人っぽい愛海に
似合っている人だった。


｢じゃあ、
もう行かなきゃいけないから･･･。
途中までだけど････
ごめんねっ！
あとでﾒｰﾙするねっ！！｣

愛海はあたしに手を振り走って行った。