みるくきゃんでぃー
━━━━━━━━━なんか喋った!
えっ、ヤバいよ、どうしよう・・・・
「ごめんなさい。ごめんなさい。
ピアスを取りに来ただけです。
すぐに帰ります。
だからっ・・・・・
呪わないでください!!」
あたしはそう言った。
「・・・・・・・ぷっ。
呪わないでくださいって!!
俺、幽霊じゃねーし!」
ん??
この声は、
キョースケくん!!?
「・・・・キョースケくん?」
「ん。正解。」
「・・・良かったあ。」
「なんで?」
「だって。幽霊じゃなかったから」
「俺を勝手に殺すな!」
「ごめんなさぁい。」
「てか、ピアスって朝の?」
「うん。キョースケくんが
拾ってくれたやつ。」
「なんで忘れんの?
つけときゃいいじゃん。」
「あ、これ壊れちゃって・・・」
「は?まじで?
ちょっと見せてみ。」
キョースケくんが見せろって言うから
ポケットからピアスを出して差し出した。