Apple♥!
「当たり前だろ!俺、
多分お前のことが1番好きだからな-。」
多分、意識したのはその時。
その時のあたしは顔真っ赤にして、
「はは、そっか、ありがたいねえ-」
とかぬかしたと思う。
その後は正直よく覚えてないけど、柚樹は断った。
好きな仔がいるから、って。
あたしの初恋は誰かに盗られてしまっていた。
誰?と聞いても柚樹は答えず、
ただ笑顔で流していた。
それから、仲がよかったのを
からかわれたり
あたしが告られて
付き合ってみたのとかもあって、
なんとなく距離が開いた。