GSG
Beginning
*゚*゚*゚*゚*゚*゚*゚
beginning
*゚*゚*゚*゚*゚*゚*゚
「ねぇ」
「なに?」
4人はghost study group(GSG)という幽霊研究グループに所属している。霊を信じない者には全く無関係な話だ。
「例の件のことだけど…」
「あぁ」
梢はまなみにピンク色のシャーペンを渡した。
「これは…」
「そう」
例の紙の付近で拾ったものらしい。何か関係性があるのではないかと思われる。まなみはそのシャーペンを見て、優しい顔になった。
「感じるの…大切な思いを」
まなみは霊感のある少女。女々しく、大人しめの女の子だ。
「できるだけ詳しく話せるか」
「うん、もうちょっと待って」
そういって、静かに瞑想を始めた。
梢と真琴はじっとまなみを見つめる。
真琴…いたって普通の女子である。
「…」
カチャッ
研究室に古都が入ってきた。古都は一見小柄で可愛らしい女の子である。だが、その賢さと頭の良さは半端ではない。
「こず…「しーっ。今はだめ。」
「ご、ごめん」
それとは反面、空気を読めないところもあり、天然さと見た目通りの幼さを持っている…。
梢は背が高くスタイル抜群。常に落ち着いていてクールである。ショートカットの紙で中性的な格好を好む。
「…。この子…きっと淋しい思いをしていたんだわ…」
「この子…?」
「そう。このシャーペンを使っていた子よ」
「そうか、早く関連人物を探さなければ」
「だな」
「おうっ」
,